移転しました。これまで当ブログ"歌詠み狐の徒然日記"のご愛顧、ありがとうございました。


by kyubi-grakai
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事故の記憶を知る


 皆様、こんばんは。あなただけの九尾狐です。


 いやはや、突然寒くなりましたね。年賀状に、『だんだん寒くなってきましたが………』って、温い時に書いたので、内心心配していたのですが、実現してよかったです。ブルブル。


 本日はクラブの方で稽古収め&2年生の引退がありました。高校に入学してから約1年。何も知らなかった筆者達に、様々なことを教えて下さった先輩方も、旅立ちの時です。………って言っても、まだまだ部活には参加しはりますし、ただ1年生に世代交代をしたっていうだけの話なんですけどね。

 とはいえ、先輩方にとっても筆者達にとってもここで一区切り。これからは益々気を引き締めて、精進していく覚悟です。先輩方、まだまだ不甲斐ない筆者達を温かく見守っていて下さいね。

 クラブがそんな状況だったのですが、筆者は肩を負傷中。肩を上に上げる事が未だに出来ません。しかし本日のクラブ活動は、見学という形で参加させていただきました。一応、先程挙げたような事もありましたしね。

 で、クラブで肩の件を話すと、同期の女の子の一人に、
 
「あぁ、そういえばうちのお母さんも前に狐君と同じような事言って、肩が上がらんかったことあるわ。四十肩で」 と言われました。

 ………あのぅ、お姉さん。四十肩と一緒にしないでいただけますか?


 さて、夕方に愛犬の散歩へと行った時の話をしましょうか。

 本日は少し早めの5時過ぎ頃に散歩へと連れて行きました。筆者を含め極少数の人間しか知らない秘密のスポットへと行きます。少し高台になっていて、筆者の育った街並みがある程度望むことが出来る場所です。筆者はそこへ、嫌な事がある度に訪れるのです。

 で、愛犬を連れて、その場所へ行きますと、この季節のこの時間帯にしか見ることの出来ない絶景が目の前に広がっていたのです。

 夕焼けが茜色に燃えて、西の空の低い部分を照らしている中、
 群青色に包まれる街の家々に、ちらほらと電灯が燈る。
 陽の光の力が弱まっていくに連れて、
 だんだんと数を増す暖かな光。


 本当に綺麗な、自然と人口の融合viewです。
 筆者の拙い日本語では絶対に伝えきれないあの美しさ。最新のカメラを以ってしても写すことの出来ない雄大さ。
 あれは見たことのある人にしかわからない、見た人は圧巻されること請負の、景色です。


 ここに立つと、自分の悩んでいたことが馬鹿みたいに思えて、いつの間にか笑顔になっているのです。そういう意味では筆者にとって、様々な修羅場を乗り越えてきた戦友のようなものですね。

 ここに立って涙を流したこともあった。ここに立って叫んだこともあった。ここに立って夢を語ったこともあった。ここに立って笑い合ったこともあった。感謝してもし尽くせない、そんな場所です。


 筆者は今日、ここで愛犬と共にその景色を座して眺め、数的の液体を目から一頻り流した後、すっかり陽の沈んでしまったこの場所を離れました。


 暗くなってしまいましたね。ちょっと明るい話題に転換しましょうか。

 先程も言ったように、筆者は今日愛犬の散歩に行きました。んで、川沿いの道を歩んでいたのですが、目の前に見知らぬおばさんが2人、それぞれわんこをつれて歩いていたのです。そしてそのペースはゆったりしたものだったので、筆者はすぐに追いついてしまいました。するとそのおば様方、親切にも道を譲ってくれたのです。

 おばさまA 「あらあら、お兄ちゃん。先どうぞ」

 その親切な心に感動しつつ、さっと通らせていただきました。で、その後にお礼を言おうとしたのですが、奈何せん、今日の寒さのせいで舌までもが悴んでしまい、あろうことか舌が解れてしまったのです。

 九尾狐   「あ、あでぃが…どぅふ!!
 おばさまA 「アッハッハ、お兄ちゃん、そこで咬んだらあかんやろ」

 こんな一幕があり、それから暫らく、そのおば様方と和気藹々と歓談していました。そのおば様方が、如何にも難波のおば様っぽい気さくな方々で、ついつい会話が弾んでしまいました。

 おば様キラーの力は、まだまだ健在のようです。 (え? そんなの聞いたことないって? 実は、中学時代に女の先生方の殆どに人気があったので、中学の悪友共に『おば様キラー』の異名を付けられてしまったのです。あぁ、恥ずかしき過去なり。)

 どうせなら若い女性にモテたいなぁ。。あ、でもやっぱ、1人だけでいいわ。そんな大勢にモテなくても、誰か1人、特別な女性がいてればそれで満足だす。


 ま、本日1日はこんな感じだす。しっかし、うちの母上様も鬼だよなぁ。。怪我人に犬の散歩を行かさせるなんて…。肩が上がらんっちゅーねん。



 さて、この時期になるとどうしても思い出されることがあります。タイトルにもあるように、この時期に筆者は、自分の周りの人の多くを事故によって亡くしています。直接交友のあった人から、全く交流はなかったけれども繋がりはあった人まで。

 筆者が今までに参列した数少ないお葬式は、全てがこの時期に起こった交通事故によって命を落とされた方のものです。その中でも代表的なもので、筆者が一番ショッキングだったものを1つ、挙げたいと思います。


 その子は、つい最近亡くなった子です。その子は、筆者とは何度か会話を交わしたことのある子でした。今、もし生きていれば、小学校3年生として元気に校庭で走り回っていたんだろうと思います。

 ある日、その男の子は大きな幹線道路を自転車で走っていました。勿論歩道を。そこは前述の通り、大きな幹線道路です。故に、何十トンもあるトラックが、猛スピードで走行しています。事故のあった日も、乗用車は勿論のこと、巨大なトラックが勇猛果敢に走っていました。

 男の子が歩道を走っていると、何の誤りからか、ふと一瞬、車道に乗り出してしまいました。その瞬間、男の子の背後から、トラックが巨体を揺らしながら走ってきたのです。トラックは男の子に衝突しました。何トン、何十トンもあるトラックに飲み込まれて、僅か数歳の男の子が無事でいる筈がありません。即死だったと聞いています。

 筆者はある繋がりから、この男の子のお葬式に参列することになりました。式そのものはしめやかに行われ、読経も済み、最後にお花を棺桶の中にいれる儀式となりました。筆者も一輪の花を持ち、棺の中を覗き込みました。しかしその瞬間、筆者は眼を見開きました。あって当然である男の子の亡骸が無いのです。筆者は驚いたまま、花を棺の中に供え、そのまま出棺の儀式を見届けました。

 後ほど、このことを不思議に思った筆者は、調べてみました。すると、その真実はあまりにも凄惨なもので、思わず息を呑んでしまうようなものだったのです。

 何と、男の子の体はトラックに飲み込まれた結果、粉々になってしまい、まともに残っているのは左腕だけという状態だったそうです。なので、棺桶の中にはその残った左腕だけが収められていたのだそうです。

 そんなこととは露知らず、筆者は淡々とお葬式を済ませていました。しかし、そのことを知った瞬間、あまりの衝撃に、思わず涙を流してしまいました。悲しくも何ともないのに、何故かこぼれてきたのです。

 そして今、僕がその事故現場を通りかかるといつも、歩道の片隅には、綺麗に咲き誇った花々が、排気ガスに晒されながら供えられているのです。


 とまぁこのようなことがあったのです。今回ご紹介したのは、最も衝撃的な例です。他のものはもう少しライトなものです。しかし、何故か筆者の周りで起こる事故はこの季節に頻発するのです。

 だから筆者はこの時期が来ると、憂鬱な気持ちになるのです。



 本日は終始、重く暗い話ばかりでした。申し訳ありませんでした。

 ☆彡
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by kyubi-grakai | 2006-12-28 21:57 | 心の掃き溜め